コラム

遮熱塗料と断熱塗料の違いは「効く時間帯」|電気代を抑えるならどっち?

遮熱塗料と断熱塗料の違いは「効く時間帯」|電気代を抑えるならどっち?

▼30秒でわかる本記事のまとめ

  • 遮熱塗料の働き=屋根や外壁で太陽の熱を反射し、建物に入る熱を減らすこと
  • 断熱塗料の働き=熱の伝わりそのものをおさえ、出入りする熱を減らすこと
  • いちばんの差は効く時間帯=遮熱は日射のある昼間だけ、断熱は夜間もふくめた24時間
  • 冬の扱いは逆方向=遮熱は冬の日射も遮り、断熱は室内の熱を逃しにくくする働き
  • 寒冷地での選び分け=年間の冷暖房費で見ると断熱が有利になりやすい傾向
  • 長野県で遮熱塗料と断熱塗料の選び方にお悩みの方は、中沢塗装まで無料でご相談ください

▼こんなお悩みはありませんか

業者から遮熱塗料と断熱塗料の2つを提案されたものの、どちらを選べばよいか決めきれずにいませんか。

次のような不安は、この記事で解消できます。

  • 「熱を反射する」「熱を伝えにくくする」という説明までは分かるが、自社の建物に当てはめられない
  • 金額の差に見合う効果があるのか判断できない
  • 選び間違えたときに何が起きるのかが分からない

株式会社中沢塗装は、長野県で50年以上にわたり工場・倉庫・アパート・マンションなど大規模施設の塗装を専門としてきた会社です。
施工件数は10,000件を超え、長野県唯一の断熱塗料「GAINA」認定施工店でもあります。

すべての工事を自社職人による「自社責任施工」で行なうため、中間マージンは発生しません。

見積り・現地調査は無料です。
強引な営業は一切しておりませんので、お気軽にご相談ください。

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TEL:026-247-5533(受付時間:平日9:00〜18:00)

この記事の筆者

中沢 英俊

株式会社中沢塗装 代表取締役

株式会社中沢塗装 代表取締役 中沢英俊

1973年創業の中沢塗装を率い、工場・倉庫・アパート・マンションなど大規模施設の塗装工事に50年以上携わる。
1級塗装技能士・1級建築施工管理技士など、国家資格者が11名在籍する体制を構築。
長野県唯一のGAINA認定施工店として、断熱・省エネ塗装にも注力している。
「最新の技術と原材料を取り入れてお客様に提供すること」が経営の信条。

中沢塗装の実績と強み

  • 創業
    50年

  • 長野県で唯一の
    GAINA認定
    施工店

  • 施工件数
    10,000 件
    以上

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※本記事は、株式会社中沢塗装 代表取締役 中沢英俊が監修のもと制作しております。
また、当サイトのコンテンツはコンテンツ制作・編集ポリシーに沿って制作されています。

遮熱塗料と断熱塗料は熱への働きかけ方が違う

遮熱塗料と断熱塗料は、名前が似ていても熱に対する働き方が異なります。
遮熱は熱を跳ね返す塗料、断熱は熱を通しにくくする塗料と整理すると、違いをつかみやすくなります。

遮熱塗料は太陽の熱を反射する

遮熱塗料は、屋根や外壁の表面で日光に含まれる熱線を反射する塗料です。
熱を反射することで、屋根材そのものの温度が上がりにくくなります。

屋根材の温度上昇が抑えられるため、室内へ伝わる熱も少なくなります。

夏の日射が強い時間帯の暑さを抑えるのが、遮熱塗料の主な役割です。

遮熱塗料と断熱塗料の違いは効く時間帯

熱への働き方の違いは、そのまま「いつ効くか」の違いになって表れます。遮熱塗料が働くのは、日射のある昼間だけです。
太陽光を反射することで屋根や外壁の温度上昇を抑える仕組みのため、日射のない夜間には遮熱効果を発揮しません。
そのため、夜間に屋根や外壁を通して出入りする熱を抑える働きはありません。

一方の断熱塗料は、熱の伝わりそのものをおさえるため、昼夜を問わず働きます。

昼は外からの熱が室内に伝わるのをおさえ、夜は室内の熱が外へ逃げるのを防ぎます。
日射の有無に左右されない点が、遮熱との決定的な差になります。

この差が空調費の差として表れやすいのは、夜間も動いている工場です。

夜勤や24時間の操業がある建物なら、日射のない時間帯にも空調が働き続けます。
その時間帯にも効果を発揮するかどうかで、年間の空調費にも差が生まれます。

社長の画像
昼間しか効かない塗料と、24時間効く塗料。夜も動いている工場ほど、この差が金額に出てきます。

遮熱塗料は冬に不利になりやすい

夏の暑さだけを見て塗料を選ぶと、判断を誤りやすくなるのが冬の扱いです。
遮熱と断熱は、冬の熱に対する働き方が異なります。

遮熱塗料は冬に太陽の熱も遮ってしまう

遮熱塗料は、季節を選んで反射する塗料ではありません。
夏に反射してほしい太陽の熱を、冬も同じように反射します。冬の日射は、室内を暖める熱として利用できる場合があります。

しかし遮熱塗料を塗った屋根は、太陽の熱も室内へ通しにくくなります。

その結果、室温を維持するために必要な暖房負荷が増える可能性があります。

夏の冷房費が下がっても、冬の暖房費が上がれば、年間の合計では費用が上がることもあります。
冷房より暖房の期間が長い地域ほど、この差が年間の空調費に表れやすくなります。

断熱塗料は冬の保温にも働く

断熱塗料は熱の伝わりをおさえるため、冬は室内の熱を外へ逃しにくくします。
冬場に屋根の温度が上がると、断熱塗料によって熱が外へ伝わりにくくなるため、暖房で暖めた室内の熱も逃げにくくなります。

暖房でつくった熱が建物にとどまる時間が延びるため、暖房の稼働時間を短くしやすくなります。

夏は入ってくる熱を減らし、冬は出ていく熱を減らすという、両方向の働きになります。
夏と冬のどちらにも働く点が、年間のコストで見たときの断熱塗料の強みです。

寒冷地で遮熱塗料を選ぶときの注意点

夏の冷房費が下がっても、年間の空調費ではかえって上がってしまう場合があります。
遮熱塗料は太陽の熱を反射して室内への侵入を防ぎますが、この働きは冬も止まりません。

冬に取り込めなくなった日射の分だけ、暖房の負担これは遮熱塗料の性能が低いという話ではなく、寒冷地で冬も稼働する建物には、遮熱という手段が合わないことがあるというだけです。

判断するときは夏の冷房費の削減額ではなく、冷房と暖房それぞれの使用期間を合わせた年間の収支で比べてみてください。

冬に暖房の熱が逃げやすい建物なら、断熱塗料や屋根断熱のほうが効くケースもあるでしょう。

社長の画像
塗料の優劣ではなく、建物のある場所と使い方との組み合わせで結果が変わります。

長野の寒冷地では遮熱と断熱のどちらが向くか

冷房期間より暖房期間が長い地域だと、年間の空調費で見て断熱塗料が有利になりやすい傾向があります。
長野県は冬の冷え込みが続き、暖房を使う期間が長い地域です。
冷房で使う電気より、暖房で使うエネルギーのほうが大きくなる建物もあります。

ただし、すべての建物で断熱が正解になるわけではありません。
冬に使わない倉庫や、夏だけ稼働する建物なら、冬の暖房負荷を計算に入れる必要はありません。
夏の暑さ対策だけが目的なら、遮熱塗料で足りるケースです。

2つの塗料を、判断に使う項目で並べると次のとおりです。

比べる項目遮熱塗料断熱塗料
効く時間帯日射のある昼間昼夜を問わず24時間
夏の働き太陽の熱を反射して入る熱を減らす熱の伝わりをおさえて入る熱を減らす
冬の働き太陽の熱も遮るため暖房の負担が増えやすい室内の熱を逃しにくくして保温の側にも働く
向いている建物夏だけ稼働する倉庫/冬に使わない建物冬も操業する工場/夜間も稼働する建物
年間コストで見た傾向暖房を使う期間が短い地域で費用を抑えやすい暖房を使う期間が長い寒冷地で費用を抑えやすい

自社の建物がどちらの列に当てはまるかで、選ぶ塗料は変わります。

中沢塗装が扱う断熱塗料GAINA

寒冷地で断熱塗料を検討する場合の選択肢が、中沢塗装の扱うGAINAです。
GAINAは、宇宙開発で生まれた断熱技術を建物用に応用した塗料です。
JAXAがH-IIロケットの先端部に塗る断熱技術をもとに開発され、「JAXA LABEL TECH」の第1号商品となっています。

屋根や外壁に塗ると、熱の伝わりをおさえる層ができる仕組みです。
2017年度の省エネ大賞では、審査委員会特別賞を受けています。
中沢塗装は、長野県で唯一の断熱塗料「GAINA」認定施工店です。

中沢塗装が施工した工場で、夏場の平均室温が2〜6度下がった例が出ています。
年間250万円の経費削減につながった現場もあります。

ただし、下がる幅や削減できる金額は、建物の規模・屋根の面積・空調の使い方によって変わるものです。

自社の建物でどれくらいの効果を見込めるかは、現地を見たうえでの試算で確かめられます。
光熱費がどれだけ変わるかの試算は、中沢塗装で無料でお受けしています。
GAINA塗装の内容と長野での施工事例は、GAINA塗装の効果と長野での施工事例をご覧ください。

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遮熱塗料と断熱塗料で迷ったときの確認手順

決め手になるのは、塗料のカタログではなく、自社の建物の使い方です。
見積りを取る前に、次の3点を確認しておきましょう。

手順1. 冬に建物を使うかを確認する

最初に見るのは、塗装を検討している建物を冬に使っているかどうかです。
冬も人が入って作業し、暖房を動かしているなら、冬の熱の扱いが年間コストに効いてきます。

一方、冬は資材を置くだけで暖房を使わない倉庫であれば、冬の分は考えなくてよい建物です。
暖房を使うかどうかが、遮熱と断熱を分ける最初の分岐点になります。

手順2. 夜間の稼働があるかを確認する

次に確認するのは、夜間も空調を使用しているかどうかです。
日勤だけの工場なら、空調が働く時間の多くは日射と重なります。
夜間の稼働が長いほど、断熱による効果が期待できる時間も長くなり、電気代の差も大きくなります。

手順3. 年間の電気代の内訳を出す

最後に、1年分の電気代を夏と冬に分けて見てみてください。
冷房で増える夏の電気代と、暖房で増える冬の電気代のどちらが大きいかによって、選ぶべき塗料は変わります。

冬の暖房負荷を考慮する必要性が低い建物であれば、日射のない時間帯にも効果を発揮する断熱塗料が候補になります。

夏季の空調費の増加分が大きいなら、遮熱塗料で目的を果たせるケースです。

夏と冬の金額が分かれていれば、社内で予算を通すときの説明にそのまま使えます。
経営者の方にとっては、塗り替えを投資として判断するときの材料になります。

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遮熱塗料と断熱塗料に関するよくある質問

最後に、現地調査やお問合せの際によくいただく質問をまとめました。
同じ疑問をお持ちでしたら、あわせて確認してみてください。

Q1. 遮熱塗料のほうが安いですか

塗料そのものの単価は、断熱塗料のほうが高くなる傾向があります。
ただし、工事代金だけで比べると判断を誤りがちです。

塗り替えにかかる費用に、その後の冷暖房費を足した金額で比べてみてください。
暖房を使う期間の長い建物なら、初期の差額を年間の空調費で埋められるケースもあります。

Q2. 遮熱塗料と断熱塗料を両方塗ることはできますか

塗り重ねの可否は、塗料の組み合わせと下地の状態によって変わります。
同じ面に2種類の機能性塗料を重ねると、それぞれの働きが設計どおりに出るとは限りません。

屋根は断熱、外壁は遮熱というように、部位を分けて使う進め方も一つの方法です。
どの組み合わせが自社の建物に合うかは、現地調査のうえでご提案します。

Q3. 遮熱塗装や断熱塗装に補助金は使えますか

省エネを目的とした改修の制度で、塗装が対象に含まれる年度もあります。
対象となる工事の範囲も申請の期間も自治体ごとに決められており、毎年同じ条件とは限りません。

塗り替えだけを目的とした工事は、制度の対象から外れている場合もあるためです。
利用したい制度があるときは、見積りの段階でお知らせください。

まとめ|遮熱と断熱は地域と使い方で選び分ける

遮熱塗料と断熱塗料の違いは、熱を反射するか、熱の伝わりをおさえるかにあります。
そのうえで判断に効いてくるのが、効く時間帯と冬の扱いの2点です。

遮熱塗料は日射のある昼間に働き、断熱塗料は昼夜を問わず24時間働きます。

冬は動きが逆になり、遮熱は太陽の熱も遮り、断熱は室内の熱を逃しにくくします。

暖房を使う期間の長い長野のような地域だと、年間の空調費で見て断熱が有利になりやすい傾向です。
一方、冬に使わない倉庫や夏だけ稼働する建物であれば、遮熱塗料で目的を果たせるケースです。

迷ったときは、冬に建物を使うか、夜間の稼働があるか、電気代が夏と冬のどちらに偏っているかの3点を確かめてみてください。
塗料の優劣ではなく、建物のある地域と使い方に合わせて選び分けることが、費用の面でも無駄のない進め方になります。

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※本記事は、大規模塗装専門の株式会社中沢塗装代表取締役・中沢英俊(創業50年超・施工件数10,000件以上・長野県唯一のGAINA認定施工店)が監修のもと制作しています。