▼30秒でわかる本記事のまとめ
- 工場の空調費用が下がりにくい理由=外から入る熱の分まで空調が働いていること
- 打ち手を選ぶ前にやること=電気代の12ヵ月分を並べて、夏と冬にどれだけ増えているかを確認する
- 電気代を下げる3つの対策=運転の仕方を見直す「運用」・熱の出入りを減らす「建物」・機器を入れ替える「設備」
- 環境省が目安として示す28度は室温であり、エアコンの設定温度ではないという前提
- 社内で問われる回収年数=工事費÷年間の削減額。低いほうの数字で説明しておく
- 長野県で工場の空調費用の削減をご検討の方は、中沢塗装まで無料でご相談ください
▼こんなお悩みはありませんか
電気料金の請求書を見るたび、空調の費用をどこから削ればよいか決めきれずにいませんか。次のような不安は、この記事で解消できます。
- 電気代が上がり続け、役員から経費の削減を求められている
- 空調が原因だと分かっていても、設備の入れ替えは金額が大きく稟議が通らない
- 何から手を付ければいいのか、優先順位が分からない
株式会社中沢塗装は、長野県で50年以上にわたり工場・倉庫・アパート・マンションなど大規模施設の塗装を専門としてきた会社です。
施工件数は10,000件を超え、長野県唯一の断熱塗料「GAINA」認定施工店でもあります。
すべての工事を自社職人による「自社責任施工」で行なうため、中間マージンは発生しません。
見積り・現地調査は無料です。
強引な営業は一切しておりませんので、お気軽にご相談ください。
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TEL:026-247-5533(受付時間:平日9:00〜18:00)
※本記事は、株式会社中沢塗装 代表取締役 中沢英俊が監修のもと制作しております。
また、当サイトのコンテンツはコンテンツ制作・編集ポリシーに沿って制作されています。
工場の空調費用が下がりにくい理由

工場の空調費用が下がりにくいのは、空調の性能ではなく建物に原因があるためです。
建物の造りと空間の広さが、空調の使うエネルギー量を先に決めています。
工場の空調費用がなかなか下がらない理由は、大きく2つです。
外から入る熱の分まで空調が背負っている
電気代が高いのは空調の性能が低いからではなく、空調が受けている熱の量が多いためです。
工場の屋根は面積が広く、夏の日中は日射を受けて温度が上がります。
屋根材にたまった熱が、時間をかけて室内側へ伝わり、天井付近の空気を温めていく流れです。
空調はその熱を打ち消しながら室温を保つため、外から入る熱が多いほど運転する時間も長くなります。
広い空間をまとめて冷やしている
冷やす体積が大きいほど、同じ室温を保つのに必要な電力は増えていきます。
工場は天井が高く、間仕切りの少ない造りが一般的です。
冷たい空気は下へ、温かい空気は上へ動くため、天井の高い建物では冷気が作業者の高さにとどまりにくくなります。
人のいない場所や天井付近まで冷やすことになり、使ったエネルギーのうち作業環境に効いている割合は下がります。
搬入口の開閉が多い現場だと、冷やした空気が外へ抜けていく時間も長くなりがちです。
まず自社の空調費用がいくらかを確認しましょう
打ち手を選ぶ前に、いまいくら払っているかを押さえましょう。
電気代の総額は把握していても、そのうち空調が占める分まで答えられる工場は多くありません。
ここが曖昧なままだと、かけてよい費用の上限も、削減できる見込み額も置けなくなります。
「電気代が高い」だけでは、設備投資も塗装工事も社内では通りません。
先に金額を出しておけば、後の判断はすべてここから逆算できます。
削減額を社内に説明するときの土台になりますし、経営者にとっては投資判断の材料のひとつにもなります。
電気代の12ヵ月分を比較する
電力会社の請求書や検針票から、月ごとの使用量と料金を12ヵ月分並べてみてください。
夏と冬に料金がどれだけ増えているかを見れば、空調が押し上げている分をおおまかにつかめます。
空調系統に子メーターが付いている工場であれば、使用量をそのまま読み取ることが可能です。
この12ヵ月分の表が、どの対策にいくらかけられるかを決める材料になります。
子メーターがない場合は夏と春秋の差で切り分ける
子メーターがなくても、冷房を使わない春や秋の使用量を基準にすれば切り分けられます。
その時期の使用量が生産設備で使っている分にあたるため、夏場の使用量から引けば、冷房で増えた分の目安が出ます。
| 夏場の使用量 - 春・秋の使用量 = 冷房で増えた分 |
| 冬場の使用量 - 春・秋の使用量 = 暖房で増えた分 |
暖房を使う冬も同じ考え方で、春や秋との差を見れば暖房分がつかめます。
おおまかな切り分けでも、削減の目標額を置くには十分です。
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工場の電気代を下げる3つの対策

空調費用の削減策は数多くありますが、どこに手を入れるかで3つに分けると順番を決めやすくなります。運転の仕方を変える「運用」、熱の出入りを減らす「建物」、機器を入れ替える「設備」の3方向です。かかる費用も効果の出方も違うため、先に並べて比べておきます。
| 手を入れる場所 | 費用 | 効果が出るまで | 効果の続き方 |
|---|---|---|---|
| 運用(室温の管理・清掃・区切り) | ほぼかからない | すぐ | 続けているあいだ |
| 建物(屋根と外壁の遮熱塗装) | 中程度 | 施工後から | 長く続く |
| 設備(機器の入れ替え) | 大きい | 入れ替え後から | 次の更新まで |
上から順に、費用の軽いものから並んでいます。費用をかけずにできる運用から着手し、そのうえで建物・設備という順に検討すると、投資の判断がしやすくなります。
対策1.運用の見直し
運用の見直しは、予算を確保する前に着手できる対策のひとつです。
運用だけで空調費用が半分になるという話ではありませんが、翌月の請求書で結果を確かめられます。
稟議を出す前の実績づくりに使えますし、経営者にとっては、工事に踏み切るかどうかを判断する前の見極めにもなります。
まず着手できるのは、次の3つです。
- 室温28度を目安に運転する
- フィルターと熱交換器の清掃を定期化する
- 冷やす範囲をカーテンやゾーニングで区切る
室温28度を目安に運転する
28度はエアコンの設定温度ではなく、室温の目安です。環境省も「クールビズ28℃」の真実で、「28℃は室温の目安であり空調の設定温度ではない」と説明しています。
環境省の省エネ対策シート「空調設定温度の緩和」では、冷暖房温度を1度緩和すると、熱源設備で消費するエネルギーを約10%削減できると示されています。
ただし外気温や湿度、作業の内容によって体への負担は変わります。無理に室温を上げる運用は避けてください。
フィルターと熱交換器の清掃を定期化する
フィルターの目詰まりは、運転時間を長くする原因になります。
ほこりがたまると通り抜ける空気の量が減り、減った分を補おうとして運転が長くなる仕組みです。
工場は粉じんや油分が多く、事務所より目詰まりが早く進みます。
担当者と頻度を決めて予定表に入れておけば、繁忙期に後回しになりません。
室外機の周りに資材を置かない確認も、同じタイミングで済ませておくと手間が減ります。
冷やす範囲をカーテンやゾーニングで区切る
ビニールカーテンや間仕切りで区画を分ければ、冷やす空気の量そのものを減らせます。
搬入口にのれん状のカーテンを付けると、扉を開けたときに抜ける冷気も抑えられます。
対策2.屋根と外壁の遮熱塗装
建物側の対策は、空調が処理する熱の量そのものを減らします。
運用の見直しが「入ってきた熱をどう処理するか」の話であるのに対し、こちらは入ってくる量を減らす対策です。
屋根と外壁に遮熱塗装を施すと、日射熱が反射されて建物へ入る熱が減り、空調の受ける負荷も下がります。
遮熱塗装が担うのは、空調そのものの置き換えではなく、空調が処理する熱を減らす役割です。
屋根の面積が広い工場では効果が建物全体に及ぶため、経費の面から投資を検討する価値が出てきます。
中沢塗装の施工現場で確認できた変化は、夏場の平均室温で2〜6度の低下です。
屋根と外壁の塗装工事によって、年間250万円の経費削減につながった例もあります。
機器と違い、施工後に電気代のような運用コストがかからない点も、経費で見たときの違いです。
外壁の塗り替え時期が近い建物なら、通常の塗料を遮熱塗料に切り替えるだけで済むケースもあります。
もともと予定していた塗り替えの予算に上乗せする形なら、社内で通す金額を抑えられるでしょう。
遮熱塗装が熱を抑える仕組みと施工例は、こちらのページで解説しています。
対策3.設備の入れ替え
空調機そのものの入れ替えは、削減の幅が大きいかわりに費用も大きくなります。
省エネ機種は消費電力そのものが下がるため、老朽化した機器を使い続けている工場ほど削減の幅は大きくなるでしょう。
運用の見直しと建物側の対策を組み合わせれば、必要な能力を抑えた機種を選べるため、投資の効率は上がります。
判断の材料になるのが、いまの機器の消費電力と使用年数、そして年々の修理費です。
修理を重ねている機器なら、入れ替えたほうが総額を抑えられる場合もあります。
塗料のグレードや塗り替え時期の決め方は、こちらのページをご覧ください。
回収年数を出して判断材料にする
3つのうちどれを選ぶにしても、社内で問われるのは何年で元が取れるかです。
計算は、工事にかかる費用を年間の削減額で割るだけで足ります。
| 工事にかかる費用 ÷ 年間の削減額 = 回収年数 |
この年数が塗膜のもつ期間より短ければ、工事費は光熱費から回収できる計算です。
削減額は建物の造りや稼働時間で変わるため、幅を持たせて低いほうの数字で説明しておくと、後から追及されにくいでしょう。
経営者にとっては、この年数が他の設備投資と同じ物差しになります。
空調だけを単体で見るのではなく、機械の更新や増設と並べて優先順位を決められます。
自社で出した試算に自信が持てないときは、施工会社の試算を使う手もあります。
中沢塗装は長野県唯一の断熱塗料「GAINA」認定施工店として、社内でお使いいただける光熱費削減シミュレーションをご提示しています。
現地調査と見積りは無料のため、費用をかけずに社内向けの材料をそろえられます。
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工場の空調費用の削減に関するよくある質問
Q1.設定温度を上げるだけでどのくらい下がりますか
一律の答えはありません。目安として環境省は、冷暖房温度を1度緩和すると熱源設備のエネルギー消費を約10%削減できると示しています。
ただし工場は天井の高さや搬入口の開閉によって条件が変わるため、事務所と同じ幅が出るとは限りません。
冷やしすぎの状態が続いていた工場ほど、見直しによる変化は出やすくなります。
室温を測りながら1度ずつ調整し、翌月の請求書で結果を確かめる進め方が現実的です。
Q2.遮熱塗装だけで空調は不要になりますか
空調が不要になる工事ではありません。
空調を止められるわけではないものの、同じ室温を保つために必要な運転量は減らせます。
空調費用の削減を目的とするなら、空調と組み合わせて使う前提でご検討ください。
Q3.補助金は使えますか
年度によって使える場合があります。省エネ改修を対象とした制度が用意される年もありますが、募集の時期や条件は年度ごとに変わります。
塗装や設備の更新が単体で対象になるとは限らないため、建物のある自治体の公式サイトで最新の情報を確かめてください。
まとめ|工場の空調費用は費用ゼロの見直しから順に
工場の空調費用は、運用・建物・設備の3方向から下げられます。
打ち手を選ぶ前に、電気代の12ヵ月分を並べて、夏と冬に料金がどれだけ増えているかを確認してください。
まず着手できるのは、室温の管理・フィルターの清掃・冷やす範囲の区切りといった費用のかからない運用の見直しです。
冷房の目安である28度は室温を指しており、エアコンの設定温度ではない点を押さえておくと、無駄な運転を見つけやすくなります。
運用で削れる幅を使い切ったら、屋根や外壁の遮熱塗装へ進みます。
建物側の対策は、空調が受ける熱の量そのものを減らすため、施工後に電気代のような運用コストを軽減できるでしょう。
社内で相談するときは、12ヵ月分の電気代・削減額の見込み・回収年数の3点を数字でそろえるのがおすすめです。
施工方法や実施タイミングなどで不明点があれば、お気軽に中沢塗装までご相談ください。
長野で工場の空調費用削減をご検討なら中沢塗装にご相談ください

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※本記事は、大規模塗装専門の株式会社中沢塗装代表取締役・中沢英俊(創業50年超・施工件数10,000件以上・長野県唯一のGAINA認定施工店)が監修のもと制作しています。